一刻「灰雛は産声をあげる」

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あぁ、これ以上私を人間と一緒にするな……!!お前も別固体を嘲笑う蛆蟲だろうがっ!! やっぱり、こんな奴ら生かしておく価値もない……! 「し、ねっ……!!!」 (((((ゾゾゾッ))))) が、瞬間、背中から突き刺さるような、悪寒、高熱が出る直前のような、そんな止めようもない全神経の奥底からの震え。生物本能としての悪寒が全神経に走った……。 「なら……なってみるといい。お前の睨み付けた、恨んだ神とやらに」 見えない背後のクソ虫は明らかな嘲笑を声色に乗せながら確かにそう言った。 「ぐっがっっっ!!!?」 途端! 眼前を漆黒に奪われる!! 否、黒ではない赤黒い赤黒い……! 空気が溶けた鉛に増して重くなる!! 息がっ……できない! 身体が怠い……いやこれは熱いっ!? 焼けている、焦げていくっ! 熱で皮膚が焼け焦げ、感覚が麻痺して怠さしか感じなくなっているだけでその激痛が……発狂しそうだ……! 「!!??」 だけじゃ、ないっ!! お腹の奥が、奥がっ、焼けただれるように熱いっ!! 吐きそうだ、炉から溶け出た鉄のように鈍重な内臓を全て吐き出しそうな……そんな……!!!
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