四刻「灰雛と日常と現実と非日常と非現実と」

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「ダメだ。犬も言ってたろうが。こいつはこれでも白奈の妹だ。だから……」 (なっ!?!?!??!?!?) そのあとのそいつの声は頭に入ってこなかった。重要なことを言ってた気もするが、そんなことはもうどうでもよかった……! その名が……! その名が私の思考回路を全て停止させる。 ――白奈。 なんだって……白奈だって……!? なんでだ!! なんでお前らがそれを知っている!! 犬? じゃあ、それじゃあ、さっきの奴らもそれを知っていた……!? いや、そんなそぶり……。なんなんだ……なんだ!? 姉さんと知り合い……? いや、そうは見えない! じゃあ何?! なんなのっ!?
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