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「……は?」
真宮は耳を疑う。
超能力者ーー女が口にしたモノは人口230万の学園都市、能力開発において頂点に君臨する者に与えられる最高位の格。
真宮が唯一知るなかでは昨晩の御坂 美琴がそれに入るが、その名をどうして自分が呼ばれているのか。
ーーきっと、あいつらは誰かと勘違いしている。
そう思う真宮が本来なら正常だ。
でなければ、どうして自分が命を狙われなければならないのか。
「ーー残念ながら誰かと勘違いしてるぞお前ら」
「あぁ、すいません
これじゃ語弊がありますね
正式にはまだ発表されてないんでしたっけ?真宮 真人くん」
「っ!」
名前まで知られている。
殺害……依頼主……超能力者……。
まさか、いくらなんでも今日の身体検査のみで超能力者認定されるわけがない。
デマに決まってる。
仮にされたとして、どうして早急な殺害に繋がりうる?
あらゆる事情はわからず仕舞いで理解が及ばず、荒野をさ迷うような不毛。
立ち尽くす真宮。
だが、奴らに待つ気はないようだ。
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