目の前に

Ｂの心境

Ｂは、一言で言えば真面目で頭が良かった。
休みの日でも、塾に通い勉強をしていた。今日も、塾に行き、自転車で家に帰る途中だったが、いつもとは明らかに様子がおかしかった。実は、冷たい物を飲み過ぎたせいで腹痛と格闘していたのだった。
Β「どうしよう・・・。あんなに飲まなきゃよかった。お腹痛い。学校寄ってトイレして行こうかな。でも、休みだからトイレって男女兼用何だよな。もし、トイレに男子居たらどうしょう。」
だが、Βに迷ってる暇は無かった。ここで学校に寄らなければ、家まで我慢出来そうも無かったのである。学校に着くなり、自転車を倒したまま、Βは、トイレへと走った。何とかトイレにたどり付き、3つある個室の内真ん中の個室に入った。

しかし、Βは、この時すぐ後ろの個室にАが居ることなんかしるよしもなかった。