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…その朝、目が覚めて昨晩の出来事が一気に私の脳裏に蘇ってきた。
見知らぬ男…
…天井
お母さん?
…あれは夢?
そうだ!あれは夢だったんだ!私は寝ぼけた頭でそう解釈しはじめた…がその矢先
先に起きていた彼女が隣で私にこう言った
「昨日夢をみたよ…私が戦争に息子を送り出す夢を」
そう…
私たちが泊まった場所は戦時中恐ろしい出来事があった歴史的にも有名な場所!
そして私がみた昨晩の見知らぬ男は私を見ていたのではなく、私の隣に寝ていた彼女を見ていたのだ!
きっと戦時中に亡くなった人の悲しく苦しい思いが…
だがこれは私の憶測にすぎない…
真意は不可思議なまま現在に至っている。
私は思う
この世の中…あの世の中
はたして現はいずこなのだろうか…とも
今あたりまえに過ごしている現実が真か否か?
答えは誰にも出せないと…
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