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「あーかったるい!!」
学校の廊下で突如大声で叫ぶこの赤い髪をした男は、色んな人にガンをとばしながら歩いている
「良介いきなりなんやねん?」
ピアスだらけの男が良介に問い掛ける
良介「最近おもろい事なんもないわ。暴れてぇ…」
「そやからチーム作ろうや!」
良介「誠治…お前まだゆうてるんか」
誠治「おう!そぉいえば最近健みぃひんけど知ってるか?」
良介「さぁ?学校にはあれから来とらへんなぁ」
誠治「まだ気にしとんのかあいつは!?」
良介「もうそれは大丈夫やろ」
あの追悼集会から早くも一ヶ月が過ぎた
大輔さんの亡くなったあの国道付近の山道にはいつでも綺麗な花やタバコ、酒などが置かれている
俺(大輔さん。すんませんっした!)
心の中で大輔さんに謝った後、手をそろえて祈りを捧げる(ささげる)
それが俺の日課となっていた
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