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俺と良介がシートに目をやると煙草を押し付けられ焦げてあいた穴が見えた
ふと誠治に目をやるとすでに一人を殴っていた
良介｢抜け駆けすんなや！｣
無邪気に笑いながら走って行き良介もその中の一人をぶん殴る
｢何さらすんじゃボケぇ！｣
誠治｢こっちのセリフや！あほどもがっ｣
ケンカが始まり良介、誠治が次々と倒して行く中で俺はおとなしく煙草を吸っていた
たむろしていた中で一番体格のごつい奴が俺に近付く
｢なにスカしとんねん？｣
良介｢可哀相に。わざわざ混ざってこうへん健に喧嘩売らんでも｣
誠治｢死にたいんやろ？｣
笑いながら答える誠治。
すでに残るは俺に突っ掛かってきた人物一人となっていた
ひたすら無視する俺にキレたのか殴りかかってくる
｢何シカトこいとんね
ｺﾞｽｯ
健の拳がアゴにクリーンヒットすると鈍い音がした
男は倒れて白目を向いている
誠治が意識のある一人を引き起こし、ﾄﾞｽの聞いた声で囁く(ささやく)ように言った
誠治｢シートに穴あけた奴誰やねん？金出せ！弁償しろや｣
誠治がカツアゲまがいなことをした後、俺達は地元へと帰った
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