第一章

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「うわっ…お酒くさいっ…」 眉間にシワをよせながらも 少しずつ、少しずつその人に 近づき、そっと顔をのぞいた。 ……わっ 私は驚いて目を見開いた この人お酒くさいけど、 凄くキレイな顔してる… 少しズレたメガネの奥から見える 寝顔に思わず息をのんだ… カッコイイ…この人。 白い肌がボタンの外れた Yシャツから少しだけ見えて 乱れた髪がまた色気を放っている 今まで感じたことのない 大人な色気に私はドキドキする しかなかった。 目をあけたらどんな瞳を もってるんだろう… 私の中でどんどんと妄想が 膨らんでいく… きっと優しい目をしてるんだろうな… だってこんなに静に眠ってるんだもん… 私が見惚れて、そっとほっぺを 触った瞬間…
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