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「うわっ…お酒くさいっ…」
眉間にシワをよせながらも
少しずつ、少しずつその人に
近づき、そっと顔をのぞいた。
……わっ
私は驚いて目を見開いた
この人お酒くさいけど、
凄くキレイな顔してる…
少しズレたメガネの奥から見える
寝顔に思わず息をのんだ…
カッコイイ…この人。
白い肌がボタンの外れた
Yシャツから少しだけ見えて
乱れた髪がまた色気を放っている
今まで感じたことのない
大人な色気に私はドキドキする
しかなかった。
目をあけたらどんな瞳を
もってるんだろう…
私の中でどんどんと妄想が
膨らんでいく…
きっと優しい目をしてるんだろうな…
だってこんなに静に眠ってるんだもん…
私が見惚れて、そっとほっぺを
触った瞬間…
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