第一章

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「あんたね!!どこの酔っ払いか 知らないけど人の家で、ましては ベットで寝てるなんてどんだけ 図々しいのよ!!」 私はただ驚いてパニックに なりかけてる男にどなりつけた。 「なんなの!?終いには私のっ 私のファーストキスまで奪ってっ!!」 ぜったいぜったい大切に するって決めてたのに!! 知らない男の人に奪われるなんて!! 「いつまでここに居る気ですか!? 早く出ていかないと、不法侵入者で 警察呼びますよ!!」 私は男の人の背中を思いっきり 玄関の出口まで押した 「え…あっ」 男の人は二日酔いのせいか 上手く言葉がでていない。 「たまたま、相手が私で良かった ですね!!私じゃなかったらアナタ今頃 警察行きですよ!!」 男の人の焦った顔なんか お構いなしに私は玄関をあけ 外に出した。 そして最後に 「二度と私の目の前に現れないで! この酔っ払い最低男!!」 バタンと勢いよく閉めたドアに 鍵をかけ私は未だ収まらない怒りと 格闘していた。 あの言葉が 私を後悔させるだなんて 知るはずもなくて 私は暖かい日曜の朝に ただため息をはいた。
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