最終章にして第一章

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まあ、そんなこんなでさ、色々空想を描きながら背筋どころか頭からつま先まで、ついでに俺の自己主張を滅多にしないマイケル君までもが固まってた訳。 うん、カッチコチ。 死にたくなった。 で、案の定女子が固まってこっちを向くんだよ。 やべ、こりゃ死んだな。と。 寧ろ死なせてくれ、と。 でもビックリする事に目の前の女子さ、笑わないどころか手を上げてさ、 「こ、こんにちは……」 って、めっちゃ可愛い声で言ってくんの。 世界が固まりました。 ついでに俺のマイケル君は、カッチコチを通り越してギンギンのガッチガチになってボブに変わりました。 アレ。……知り合い? んな訳無い無い。って。そうは思うのだが、確かに、 『こ、こんにちは……』 って、確かに言ったよな。
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