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ドクン!
「ぐ?あぁぁぁっ!?」
一度、大きい鼓動の音が聞こえたかと思えば、一瞬にして身体の中を『何か』が駆け巡っていた。
--イタイイタイ
例えるならば、膨大なエネルギーが身体の中心から溢れ出て、無秩序に身体の中を暴れまわっているような感覚。
--アタマガワレル
勿論そんなモノが体内を駆け巡っているのだから、途方もないような苦痛を伴っていた。
--チガフットウスル
立っている事も困難だったようで、いつの間にか俺は地面に横たわりもがいていた。
--キガクルッテシマウ
どれくらいの時間が過ぎたかは、もう判らなくなっていたが、気がつけば俺はその地獄のような苦痛から解放されていた。
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