序章 はじめのふたり

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…闇 違う…無だ 「そこ」には、触れられる物も、「触れる」という概念すらない 真の無… いや、ただひとつ存在を許されるものがある 「思念体」だ 思念体は思念を生み出し、他の思念体と対話していた はじめは赤ん坊同然の、対話とすら言えないものだったが、次第にそれは複雑化し、やがて思念体は「言葉」を持った 言葉は、より対話を複雑かつ、深いものにしていった… そして…複雑化した思念はもう一つの力を思念体にもたらした
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