第一章
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「行くか?」 そう五月が云うと 「はい、行きますか」 五月が札入れから一万円札を取り出して、高田に渡した。 それを見て青田が 「自分達の分は自分で・・」 「いいよ」 そう云って、五月は手を振った。 五月の家は、わりとお金持ちであり、五月自身も、高校生にしては、金を持っていたのだ。 高田が支払いを済ませてから、皆で店を後にした。
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