第四話・林間学校

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そうだ。 理解しかけて、和解しかけていたなんて、そんなのは建前でしかなかった。 どんな理由があるにせよ、それを許すことかできなくとも、僕は、束くんを信じて、ゴーレムへの砲撃を任せたのだから。 信じるた言うことは、友情を結ぶこと。 必ずしもそうではないけれど、けど、僕と束くんは確かに、友達だったのだ。 だから、こんなにも苦しくて、胸が張り裂けそうに痛いのだろう。 「私がいてやる。だから、気がすむまで泣け。ゴーレムの暴走の原因は兄さんが調べている。だから、原因がわかるまで、休んでくれ」 椛姉さんの言葉に、僕の涙腺は決壊した。 調査のときも圧し殺していた涙が、止めどなくあふれてくる。 仲間を、友達を死なせてしまった辛さは、際限なく、僕を攻め立てた、 「ほら、荒木もティータも待っている。部屋に戻ろう」 そして、僕は椛姉さんに肩を担がれる形で付き添われながら、仲間の待つ宿舎へと戻っていった。
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