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「おはようございます。」
着替えを済まし、リビングに行くと優樹と海斗のお母さんが、仲良くソファーに座りニュースを見ていた。
「おはよう。ご飯作ったから食べてね。」
「おはよう。お弁当作ったから持って行ってね。」
「はーい。」
笑顔で挨拶をしてくれる。本当、二人とも綺麗で優しいな。
「おいしいー。本当料理上手だな。」
ぽん
朝ごはんを堪能していると、いきなり頭に手が置かれる。
「何、呑気に食べてんだよ。さっさと食べて行くぞ。」
「別に良いじゃん。」
「あと、20分しか無いのに?」
優樹の言葉で時計を見る。本当に20分しかない。
「やばいっ」
私は急いでごはんを食べ終わり、荷物を掴む。
「「「行ってきまーす。」」」
三人一緒に家を出る。そして、ガレージにある自転車に乗り出発する。
家から学校までそんなに遠くないけど、坂があるから普通に行けば30分でつく。しかし、全速力で行けば15分でつく。
「先に行ってっからな~。」
軽々どペダルをこぐ海斗。本当、あいつは体力ありすぎて先に着いてしまう。
「ずるい!」
「彩美、俺達も行くぞ。」
「了解。」
優樹は私のペースに合わせてくれて、一緒に学校へ向かった。
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