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キーンコーンカーンコーン
「ギリギリセーフ!」
チャイムと同時に教室に入る。
「あ、彩美。おはよう。」
クラスの女子達が笑いながら、挨拶をしてくれる。
「優樹、二人仲良く登校とは羨ましいね~。」
男子達はニヤニヤしながら優樹を茶化す。
「うるさい。」
優樹は無表情で言い席に着く。
「相変わらずクールだな。家に居るときと大違いだよ。」
優樹の隣の席で深く腰掛けながら笑う海斗。
「黙ってろ。」
そんな二人のやり取りにクラスの女子達、はうっとりとした目で見つめる。
「本当、二人ともカッコイイよねぇ。」
「性格が正反対なのが、また良いよねぇ。」
そんな声を聞きながら自分の席につく。
小さい頃からずっと一緒だから分からないけど、皆からみると二人ってカッコイイのかな。
そう思いながら1番後ろの席から二人を見つめる。
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