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「あのさ…… 私、生徒会に入ろうと思うんだ…」 と由紀が突然言ってきた 「いいんじゃない?応援するよ!」 と答えると 「…部活辞めようと思うんだ……」 と由紀 なんとなくわかってた。 由紀はずっと1人で考えてたんだよね… なら、否定なんてできないよ 「そっか。生徒会頑張れ!」 と笑って言う 「……ありがとう。」と由紀 由紀が辞めるのなら 私も辞めようかな…… 先輩にだって会えないし。 そんな不純な理由では辞めないけど。 3人で一緒にバスケできないなら いてもしょうがないよね? あの中でのバスケは楽しくないし。 「ねぇ葵?私たちも部活辞める?」 と静香 同じこと考えてたんだね…… 「静香は辞めたらどうするの?」 「私は……吹奏楽部でも入ろうかな? 葵は?」 「そっか うちはやりたいことないし、帰宅部かな」 と笑って答える 静香も次に進もうとしてる みんなバラバラなんだね…… 吹奏楽には千絵がいる。 静香なら千絵と仲良くなれるだろうし。 「じゃあ、退部届もらいに行こっか」 思い立ったら即行動。 私たちはいつもそうしてきた。 きっとこの選択をしていなければ みんなに出会うこともなかったんだよね……
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