アカツキ

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「お前、レイナって言うんだろ?死神に好かれて恋人を殺された…」 「何でそんな事知ってるの?」 私は驚きを隠せなかった。 「俺はアカツキ。堕天使」 「だ…堕天使……??どうしてそんな人がここに??」 するとアカツキは私のアゴをクイッと持ち上げると 「死神…に好かれた人間は死の世界に連れてかれて死んでも死ぬ痛みを永遠に味わう運命を辿る。俺はその煩悩な死神を抹消するためにこの地に来た。 」 私はアカツキの話を聞いて闇の中で出会った死神の話を思い出した。 ──ハルトは俺が殺した。──── ハルトは死神に殺されて死の世界にいるだろうか…だとしたらハルトが……… 堕天使の手を振り払い、私は涙を溢しながら首を吊るために置いていたロープを首に巻いて両手でおもいっきり引っ張ろうとした。が、突然アカツキが後ろから私の両手を鷲掴み、そのまま抱き締められた。
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