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「あっ俺仕事行かなきゃ、レイナも明日学校頑張れよ♪」
「ありがとう。ハルト大好き。」
「俺も好きだよ。レイナ。」
ハルトは再び私の唇にキスするとバイクにまたがり、ヘルメットを着用しようとしたとき私の中でハルトがどこか行ってしまいそうな気がして涙が出た。
その涙に気がついたハルトはバイクから降りて優しく私を抱きしめてくれた。
「泣くなよ~永遠に会えない訳じゃないだろ。」
「だって…ハルトがいて幸せ過ぎるから良くない事が起きる気がして…」
「バーカ。出かける前にそんな縁起でも無い事言うなよ。俺は大丈夫だよ♪」
そう言ってハルトは私の涙を指で拭うと再びバイクにまたがり出掛けていった。
「ハルト。」
ハルトの笑顔に触れても私の不安が消える事はなかった。
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