アカツキ

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それからすぐにハルトは不慮の事故で帰らぬ人となってしまった。 そして私は生きる希望を失った。 ハルトがこの世を去ってから私は一度も外に出ず、学校にも行かなかった。何をしているかといえば私の窓から見えるハルトの部屋をじっと眺めている事。抜け殻のような私の目からはただ涙だけが流れた。 愛しいハルト…私のハルト… 私の頭の中はハルトと過ごした思い出や、ハルトの笑顔で溢れていた。
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