死神の恋

アカツキ

そんな風にひきこもり続けて半年…ハルトの両親はハルトと過ごした家に住み続けるのはあまりにも辛いと言う理由で引っ越して行った。それと同時にハルトの部屋ももぬけの殻となった。

──また私とハルトを遠ざけるなんて───

こんなに引きずっていても、想っていても、ハルトは私の元に戻って来るはず無いとわかっていても悲しみに明け暮れていた所を更に悲しみのドン底へと突き落とされた。

ハルトの両親が引っ越したのがきっかけだったのだろうか、
いつも黙って私の姿を見守っていた私の母が突然私の部屋に入ると、ベッドに座っていた私の隣に座り、私の肩を抱いて口を開いた。