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「ハルト…今そばに行くからね」
私が自殺するのに選んだ場所はハルトが事故にあった道路にある歩道橋でそこから飛び降りる方法で命を絶つ事にした。少しでも同じ気持ち、同じ場所で死ねばハルトが居るところに神様?が連れていってくれる気がしたから選んだ。
私は歩道橋の柵をよじ登り、柵を越えて迷う事なく飛び降りたがそこから記憶がなくなった。
「レイナ…」
誰かに呼ばれた。
ハルト…?
私は声の持ち主を確認するために目を開けた。
すると漆黒のマントを身に付けた色白で髪も黒い青年がかがんだ状態で私を抱いていた。
「嫌っ離して!!」
私は青年の腕を振りほどこうとしたが、男の力には敵わなかった。
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