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その後しばらく母と軽い言い合いをしていたが噛み合わなかった。
私が昨日まで病院で三ヶ月間も寝ていたこともちゃんと聞いていたかもわからない。
いくら話をしても無駄だと思った私は、自分の部屋に行くことにした。
部屋に入ると、
ついさっきまで誰かがいたような感じがした。
ベッドはしわしわ、
プリンとの冊子も開きっぱなし。
その冊子の表紙見ると、それは数学の冬休み宿題だった。
名前欄には
2年7組 川上凜
と書いてあり、
[冬休み明けの最初の授業で提出]
と私の字で書いてあった。
…こんなのもらった記憶はない。
でも確かに数字も自分の字だ。
それに、あの女の人は私が事故に遭って三ヶ月間眠っていた、と言っていた。
私の中の最後の記憶が秋なのだから、
あの人が嘘を言っているとは思えない。
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