序章

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「てめぇらの取引物…こっちで貰うぜ?」 「どうやら後者が正解のようだな」 男の言葉に対し、マフィアのボスが軽く答える それと同時に銃声が鳴り響く 男に向け、一斉射撃が始まったのだ その時間…1分 実に1分もの間、銃撃が鳴り止むことはなかった そしてトレーラーに引火…爆発を起こす マフィアのボスが右手を軽くあげる それと同時に銃撃は止まった そして煙が次第に晴れていく 「ふん…ねずみが…」 マフィアのボスがそうつぶやいた瞬間であった 「残念、俺様はねずみじゃなく…紅蓮様だ!!」 「!?」 突然上空から聞こえた声 それと同時にマフィアのボスの首が宙を舞う 「はーははははは!!良い攻撃だ!有無を言わさねぇ一斉射撃!!」 紅蓮と名乗った男が狂喜する 「キャー!しびれる!!紅蓮様!!最高!!」 そして紅蓮の方から聞こえるもうひとつの声 男のような声だがしゃべり方は女言葉であった 「ふははは!!下僕Aよ!!皆殺しにするぞ!!」 「了解~~~!!」 紅蓮は楽しそうに鎌に向けて話しかける そして…その声は確かに紅蓮の持つ大鎌から聞こえたのだ これにはさすがのマフィアたちや日本人も驚く だが… わずか2分後には20人の死体が出来上がっていた
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