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「カジヤマ少尉!そのゴミ……じゃない中佐から離れろ!!」
「ちょっとぉぉ!今サラッとゴミ呼ばわりしましたよね!?内心みんなゴミだと思ってるんですか!?」
「うるさいぞペッパー曹長!貴様も処分をうけたいのか!?」
流石に処分はまずいので、そこでメイスは黙り込む。
その間にユウトはボロ雑巾とかしたゴミ……じゃない中佐を離し、ゆっくりと距離を取った。
「へえ、まあここまでやってお咎め無はねーよな?処分はなんだ?銃殺刑か?」
そいつはまた懐かしい死刑だなと軽口を叩くユウトの態度は、まるで逆境を楽しんでいるかのように笑う。
部隊の隊長と思られる男は、その笑顔の迫力に一瞬、気圧されてしまったが、
すぐに余裕を取り戻して銃を向け直した。
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