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ユウト・カジヤマは、資本主義防衛国家連合、通称CSCU(シーク)の常任理事国の一つ。
「ダイニッポン国」の戦闘機操縦士。つまりパイロットである。
肩書きは少尉、彼が所属する隊では最年少士官である18才であった。
実力も折り紙付き。彼は士官学校卒業のエリートでは無く、戦闘成績のみで少尉まで成り上がったのだ。
ただ、ユウトが驚異的な戦果を上げているのには理由がある。
それは単に、戦場への出撃回数が極端に多いからだ。
何を隠そう、彼はダイニッポン国人でありながら、外国人部隊に配備されている。
理由は単純、ユウトの母親はイグリア人であるから。
彼は軍上層部の外人差別によって、いつ死ぬか分からない危険な戦場へ送られ続けて来た。
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