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政片「「!!!!!?」」
2人は今命が口にしたことに驚いていた
それもそのはず…
まだ、名乗ってもないのに知っていた
しかも、命は目を瞑ったまま言ったのだから…
片「なっなんで!?」
命「なんでって、闇狼に聞いたからですよ。
それより…
すみませんが…
助けてはくれませんか?」
その言葉を聞いて、やっと命が置かれている状況が分かったようだ
右腿と左脇腹から、血が流れた跡があった
政「!!?何があったんだ?」
命「まぁ、色々と…?」
政「まぁ後でちゃんと聞かせろよ?
小十郎、こいつを城に連れて帰るぞ」
片「なっ何を考えているのですか!!?」
政「だってよ、こいつ俺らに助けを求めてきたんだぜ
それと、こいつが気に入ったぜ」
命「傷が癒えるまでで構いませんからお願いします」
片「はぁ~…分かりました…」
政「命って言ったか?
立てるか?」
命「えぇ、多分…」
命は刀を杖にしながら立ち上がったが、やはりまだ駄目なようで足元がフラついて倒れそうになった
政「おっと、大丈夫か?」
政宗は賺さず命を支えた
命「えぇ、ありがとうございます」
政「命、これから城に戻るが命は俺の馬にでも乗るか?」
命「大丈夫です。闇狼に乗っていくので…
闇狼、こっちにおいで」
呼ばれた闇狼は命の真横についた
真横に付いた闇狼を確認して、命は闇狼に跨った
命「白熊はどうする?
一緒についてくる?」
白【いや、闇狼がいるから大丈夫だろうから、一旦戻るね】
命「分かった、ありがとうね白熊」
白熊の頭を撫でた
白熊は満足したように、森の中に消えていった
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