裏切りは突然に…

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命は呆然としていた 命「…何があったんだ……」 そこにはもう先ほどまでいた里の様子はなく、 火の海となっていた 命「里のみんなは!?」 人がいないか探し回った だが、一行に見あたらない 少し先に、真の姿が見えた 太刀を抜き、逃げようとしていた人を斬っていた 真の元へ近づき、 命「真!!一体何が…!!」 何があったんだと聞きたかったが、 真がさっき斬った者を見て、言えなかった 真が斬った者は…… 里の者だった。 命「真!!何やったか分かっているんでしょうね!!」 真「何って、ただ殺しただけだよ」 命「どうして殺したの!?」 真「嫌いだからだよ。 この里が。里の者が。 この世界が、平和過ぎてつまらないからだよ。」 命「………」 命が驚いて固まっていたら、真の隣に3人の人が歩み寄ってきた 「真ぉー、ちゃんと終わったの?」 真「あぁ、蘭丸様でしたか。もう、ほとんど終わりました。あとは、命だけです。」 蘭「うわぁーホントに双子なんだね。そっくりだぁ。」 「クフフ…私は早く殺したくてうずうずしてますよ…」 真「光秀様、気色悪いですよ」 「真の言うとおりです。その気色悪い笑い方やめてください」 真「濃姫様の言うとおりです。」 明「それより、まだですか?」 真「分かりましたよ…。」 *
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