#1 Prologue

6/8
前へ
/70ページ
次へ
西「どこ行ったんだ…?」 西島が追いかけてきたのは体育館のそばだった。すでに人気はなく、薄暗い影にそれはいた。 西「……っ?」 鞄を取り返そうと近付くと、バケツの中から物体の正体らしきものが出てきた。 西「ロ、ロボット…?」 それは小さなロボットのような物体だった。そいつはジッと体育館の隅の方を見つめたあと、その方向へと手をかざした。 すると、一瞬の強い光が生まれたかと思うとそこには大きな穴のようなものが浮かんでいた。 そして、あろうことかロボットは西島の鞄を持ったまま穴の中へと飛び込んでいった。
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

116人が本棚に入れています
本棚に追加