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俺が入ってめ教室の空気は静まり返る事は無かった。
良かった~、あの気まずい雰囲気には何回やっても慣れんわ。
俺の机に鞄を掛けて、椅子に腰掛けて一息ついていると右隣から殺気を感じた。
コイツは朝にも経験したからよく覚えてる、そうだ、遥がそこにはいる。
歯が勝手にガタガタと震え始めて、その強大な重圧力に気圧されて俺は深い眠りについた。
「おい!おいって!!起きろよ九十九!!」
かなり長い時間寝てたらしい、頭がまだ半分寝てやがる。
清の話も聞こえてはいるものの、頭には全く内容が入ってこない。
「おい九十九、もう学校しまるぞ。さっさと帰ろうぜ。」
嫌々ながら、俺は清に体を引き摺られ家路についた。
優しいのか、仕返しなのかよく分からん奴だ。
まぁ、友達思いの良い奴だって事だけは分かってるつもりなんだが。
「じゃあな、また明日学校で。」
「お~ぅ、んじゃまた明日な。」
ご親切な奴だ、俺が家に入りきるまで手振ってやがる。
何だか凄く体が重い………ヤバいなこりゃ、ベッド直行パターンかよ………
あの悪夢だけは見たくないぞ。
俺はそれだけを願いながら、深い眠りについた。
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