1.00 とある凡人の高校生活

13/17

147人が本棚に入れています
本棚に追加
/181ページ
目覚まし時計の爆音で今朝は目が覚めた。 どうやら、遥は今日は来てないらしいな。 布団から出て、部屋から出ようとすると手に違和感を感じた。 強く握り締める右手の拳を開いてみると、そこには銀色の鍵があった。 確かコレは、俺が夢の中で見つけたやつだ。 どうやって、夢の中からコイツを持って来れたんだ? 考えてもよく分からなかった、何せ鍵を手に入れたって事も記憶があやふやだったから。 「もしかしてアレか? 魔法の世界に行く為の切符代わりとか!?」 …………………ないない。 そんな事があってたまるか。 ここはゲームの世界じゃない、銃はあっても魔法は無い、動物はいても魔物はいない。 第一、俺は面倒事は嫌いなんだ。 鍵を前に突き出して、鍵穴を回すような感じで回してみた。 ほら見ろ、何も起きやしな……………………!?
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!

147人が本棚に入れています
本棚に追加