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「で、ヨグ=ソトースさんは一体何者何ですか?見た所、人間じゃないようですけど。」
鍵回したら、いきなり出て来た様な訳わからん奴だ。
まともな返事は期待していない。
「うむ、外なる神、強いて分かりやすいように言えば邪神だ。」
邪神?
なにそれ、うまいの?
冗談だとしたら笑えない、本当の事だとしても信じられん。
「へ、へぇ。そんな邪神のヨグ=ソトースさんは何しにここへ?」
もう何言っても驚かないぞ。
これ以上のリアクションは命に関わる。
さぁ、今度はどんな面白珍回答が返ってくるんだ?
「ちょっくら地球を乗っ取りに。」
「ハァ?」
しまった、思わず声が漏れちまった。
まさか、まさかの地球侵略ですか?
それは全く予期してなかった。
やっぱり想像の斜め上を行くなコイツ。
「まぁ、私自身は直接関与はしないが、我がバカ息子の1人がこの星を狙っているらしい。」
ちょっと待てよ、地球侵略をする?
それって、あの夢の内容そのままじゃないのか?
「そのバカ息子ってもしかして、タコみたいな頭で背中からは蝙蝠みたいな翼を生やしたデカい巨人みたいな奴か!?」
「ほぅ、良く知っているな。
人間の解釈にすれば上出来だ、その息子の名はクトゥルフと言うのだ。」
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