/1.28/ 君主たる邪神

2/4
147人が本棚に入れています
本棚に追加
/181ページ
ここはどこかの海底。 光が差し込まない、漆黒の闇に包まれた暗黒の世界。 そう、まるで宇宙の様に暗い場所。 「感じたか?恐らく鍵が解放されたのだろう、あの門の事だ。何か面白い物を用意しているに違いない。」 「はい、我が王よ。 我々が世界を手に入れるまでの余興かと思います。 まぁ、もっとも門自身は戦う気は無いと見えますが。」 「してヒュドラよ。 何故、我々が人類の言葉を話しているのだ?」 「それはですね、この小説の作者が邪神語(人間には聞き取れない冒涜的な言語)だと読者が発狂してしまったり、置いてきぼりを食らって話が進まない為の配慮だと言っています。」 「なるほど。 だが、我々だって人間の言葉を話せるとはな。 思ってもみなかったぞ。」 「はい、その通りでございます。 我が主、クトゥルフ様。」
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!