1.00 とある凡人の高校生活

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最近ずっとこんな夢ばかりを見てしまう。 週に一回なんてもんのペースじゃなく、週に3、4回はこんな感じの夢を見てしまう。 おかげさまで、毎朝、毎朝、シーツが汗でベチャベチャになってしまい朝一番の洗濯は欠かせない恒例行事となってしまったのが腹立たしい。 「大地!!ご飯出来たって何回言わせるのよ!!」 突然、部屋の扉が勢い良く開いたかと思えばそこには幼なじみの浪川 遥(なみかわ・はるか)が立っていた。 かなりご立腹らしく、禍々しいオーラというか覇気というか気配を纏っている。 「悪い、すぐに降りるから。」 俺は濡れたシーツをたたんでしまおうと立ち上がったその時だった。 遥がいきなり、短くキャッ!っとだけ叫んだ。 何か驚くような事がこの短時間の間にあったか? 「何だよ、ゴキちゃんでもいたのか?」 「ち…違うわよ!あんた、その布団のシミって!?」 かなり顔が赤くなり、声が震えている幼なじみは、この布団の汗のヤバそさに感づいたのか。 そりゃ驚きもするか、こんな尋常じゃない汗の量だったら。 「あんた、そ…それ…夢精ってやつじゃ!?」 は? 何言ってんだよ、この紳士で有名な九十九君がまさか、そんな事するわけ無いじゃないか~♪ 第一、女の子がそんなに汚らしい言葉を使うもんじゃありません!! 勝手に勘違いして、顔を真っ赤にしながら幼なじみは部屋の扉を力強く閉めて走り去ってしまった。 あちゃー、こりゃマズいな。 「朝っぱらから冗談じゃねえぞ。」
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