1.00 とある凡人の高校生活

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静寂が辺りを包む中、俺、九十九大地は誰も居なくなった食卓で寂しく朝食をとっていた。 フッ……我ながら最高の朝だな、差し込む太陽光、耳を済ませば小鳥達のさえずりが聞こえてくる。 何て清々しい朝なんだ。 ってんな訳あるかァァァァァ!!! カッコつけて気にしてないフリしても無駄なだけだ、俺もさっさと学校に行くとするか。 爽やかな朝と、超絶不機嫌な幼なじみが相対的な今日この頃です。 色々とカオスだ。 大きな欠伸を一回すると、ちょっとだけ気分がマシになった。 これで遥の誤解が解ければ一番良いんだが。 悩んでもしょうがないか、俺も遅刻しないようそろそろ行くとすっか。
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