イジワル部長

部長と部下と社長

「…彼女は?」

中年の男は言った

にやにやしたがら言う男に廉はピクリと眉を動かす

「わたしの部署の坂口好実ですが。どうかしましたか、社長」

「いや、なんでもない。」

廉は眉間にシワを寄せた

「先に言っておきます。彼女には手を出さないでください」

「なぜだね？」

「彼女は傷付きやすいので」

「…もし手を出したらどうなる?」
「この会社への支援を止めます。もしそんなことになったらこの会社は大変ですよね？」

廉は怪しく微笑んだ