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「うん。ありがとう」
「じゃあな」
秋人は手を振りながら居なくなってしまう
気がつくと好実と廉だけになっていた
廉はパソコンとにらみ合いながらキーボードを叩いている
2人きりということに少し気まずさを感じつつも好実は気にもせず黙々とコピーをしていた
「好実、コーヒー」
急に聞こえた廉の声に少しびっくりしてしまう
「あ、はい」
作業を止め、好実は文句も言わずコーヒーを淹れて、どうぞと言いながら廉の机の上に置いた
好実は一礼をして仕事に戻ろうとすると廉は立ち上がると好実の腕を掴んだ
そして好実を近くにあった壁に押し付ける
「な、なんですか!?」
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