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廉は少し不気味に笑い好実にキスをした
「…ん!?」
強さは次第にましていき舌を絡め始める
「…やっ」
なんでこんな事が起きているのか理解出来なかったが、逃げなければという一心で腕や顔を動かして廉から離れようと頑張る
しかし好実が抵抗しても廉はキスを止めない
どれくらい続いただろう
ほんの数秒だったかもしれない
でも好実には何よりも長い時間だった
ゆっくり離れた唇だったが力が抜けて好実はその場に座りこんでしまった
そして荒れた息を整えながら廉を見上げる
怒りというよりも困惑の方が勝っていて、いまだに何がなんだか理解出来ないでいる
廉はしゃがんで好実の顎を手で持ち上げた
「涙目で上目遣いすんな。もう一回すんぞ」
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