彼女

2/2
前へ
/34ページ
次へ
栗色のふわふわな髪 くりっとしたバンビみたいな瞳 鼻は少し低いけれど、ぷっくりした薄紅の唇 薔薇色の頬 顔に似合わずハスキーな声 子供みたいにころころ変わる表情 天使の笑顔とはこの事か、 なんて思わずにはいられない そうそう、歩き方が下手なのかいつもパタパタ音がするんだ その華奢な肩を何度抱き寄せたいと思った事か 伸ばしかけた手をポケットに収める様に この気持ちも心に仕舞い込む だって君はアイツの彼女だから 僕の大切な親友の大切な彼女だから
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加