能力者-一人目-

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そういって教室に戻る途中であった。 「ちょっと、トイレ行ってきていいっすか??」 「逃げる気かっ!?」 「んなわけ、ないっす!!」 「本当だな?」 「はい!!!!」 「じゃあ、先に授業始めておくからな。」 といって、石井は、教室に。錬は、トイレへと向かった。 「あぁ~、」 トイレから出た時、錬の目の前に一人目の能力者が立っていた。 これから戦う事を、錬はまだ知らない。 「ん?邪魔なんだけど」 ちょっと苛立ちを覚えながらいった。 その男は、錬の問いかけに反応することなく、少し間をおいてから口を開いた。 「・・君、木元錬だよね?」 その顔に見覚えはなかった。 「そうだけど、誰?」 少し語気を強めて言葉を返す。 「・・君に用がある。」 「はっ?」 言葉を返した後、すぐに男の右腕が、光った。 錬は、その光りの明るさに目が眩んだ。
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