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錬は、男の手帳を手にとり、中身を見た。
「えっ!?」
そこには、"GTPP"と書かれた男の身分証が入っていた。
「GTPP・・・・ってか、知らないんだけど」
錬は、その意味を知ってはいなかった。
他の持ち物も確認したが、特に変わったものはなく、ただ、錬の写真を持っている事に不思議さを感じた。
しばらくして、男が目を覚ました。
「・・・ウッ、あ、やられちゃったみたいだね。」
男は、目を覚ますなり、そう言い放った。
「お前は、誰だ?」
錬は、男に向かって少し強めの口調で言い、手には、また相手が光った時に使えるよう鏡の破片が握られていた。
「僕の名前は、石田、石田剛。GTPPの一人なんだよね。」
「GTPPって、なんすか?」
知らない者としては、当然の質問である。
「知らないの?んー、説明めんどくさいなぁ。」
言葉通り、めんどくさい感MAXで説明を始めた。
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