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「しまった」
と思った時には車はもう動きを止めていました。
目の前にガードレールがあり、どうやらそれにぶつかって止まっているようです。
自分が事故を起こしたことがわかりました。
にわかに酔いは消し飛びました。
ぼくはすぐに車から降りました。
どうやら自分は無事だったようです。
どこも痛みませんし、体も自由に動きます。
しかし、さっきの青白い影はどこに行ったのでしょう。
車から降りると自分がいる場所が20号線の脇を通る歩道だとわかりました。
辺りは暗く、外灯と自分の車のヘッドライトだけが辺りを照らすのを手伝っているだけです。
眼を凝らして先ほど目に映った青白い影を探しました。
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