事故

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 すると車から5メートルほど離れた国道の端に、それらしいものが横たわっていることに気が付きました。  走って近づきました。  ようやくそれに1メートルほどまで接近した時、横たわっているものがどこかの学校の制服を着た人間、女の子であることがわかりました。  背中をだらりと汗が流れ落ちました。  先ほどまでのふんわりとした気分はもうどこにも存在しませんでした。  ぼくは彼女に近づいて声をかけようとしました。  彼女は左半身を地面につけている形です。  ぼくは彼女の肩に手をかけて、ぐっとつかむと、ごろりと彼女は仰向けになりました。
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