~第二章~

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それにしてもコイツ、体力があるな……。 俺は基礎を固めていたことがあったから、体力には自信がある方だ。 少し前で、疲れた……と言いながら歩き続けているハヤトはどうだか知らないが……。 「ふふふ……」 「ど、どうした?」 突然歩みを止めたハヤト含み笑い。 不吉な予感しかしない……。 「ずいぶん打ち解けてくれたなぁ、って」 最初の方はなんか他人行儀だったんだよね、とハヤトが言った。 「他人行儀、か……。 まあ、そうだったかもしれないな」 むしろ、普通そうだと思うんだが……。 やはりコイツはよく分からない。
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