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俺は、チャラチャラしてそーな子より、大人しそうで清楚な感じが好みだ。
そして俺は、二年間彼女に片想いをしている。だが、未だに話しをしたことはない。
「なぁ、うかうかしてらんねーかもよ。そうこうしてるうちに、ライバル達は黙っちゃねーぜ。もしかしたら、もうすでに…。」
「う、うぅ…。」
「ハハ、悪い悪い。でも冗談抜きでさ、一度頑張って話し掛けてみた方がいいぞ。大丈夫、奏人はそんなに顔は悪くないんだからさ。後は自信だけだって!…ん?」
彼女は立ち上がり、恥ずかしそうにこっちへ歩いてくる…。
「え!?」
気付いた俺はテンパっていた。
「ほれ、頑張れ!」
「む、無理だよ…。」
「無理じゃねえ、人間その気になりゃ何でも出来る!!」
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