2395人が本棚に入れています
本棚に追加
準ちゃんのお墓に向かい電車に揺られる。
何度も何度も二人の名前が並んだ婚姻届けを見ていた。
準ちゃんのお墓は毎日ママが来てるらしくキレイだった。
線香をあげ両手を合わせる。
「最後の制服姿だよ!」
お墓の前で1回転して見せる。
「髪伸びたでしょ?準ちゃんのタイプになった?」
伸びた髪を手で掴んで見せた。
「また来るね…」
そうして私は自宅へと帰った。
誰もいない家のカギをあけ玄関に入ると荷物の不在通知が落ちてる。
私宛てだ
連絡先に電話を掛けすぐに再配達してもらう事にした。
最初のコメントを投稿しよう!