ずもも様

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…… 「む……じきに夕暮れだ、親がまってるであろう。帰るがよい」 「えー」 「えー」 「えーではない。龍(りゅう)、詩音(しおん)。夜ご飯がまってるぞ」 二人は小学3年生で家が隣同士、幼なじみらしい 同い年でいつも一緒にいる気がする 微笑ましい限りだ 「はーい」 「じゃーね、ずもも様!」 「うむ、さらばじゃ」 ……ん?ズボンの膝の部分が破けてる あ、そういえばさっき缶蹴りの途中で転んだな ……チッ フレアーへの言い訳が面倒臭いな ………戦闘があったことにするか 「人間どもと軽く戦闘になってな、魔族を殺せる威力か確かめるために一発受けてみたがたいしたことはなかったな」 「ぴよぴよ」(さすが魔王様。人間も力の差を痛感したでしょうな!はっはっは) 「ぬはははは!」 ……
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