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「謝ればすむ話であろう」
「で、でもさ!あいつも怒りすぎなんだよ!そりゃ食べた俺も悪いかもしれないけどでも二個もあったんだし…」
自分が悪いと分かっていながら喧嘩した手前、引っ込みがつかなくなっているな
男の子め
「ふむ、では逆の立場で考えるのだ。お前が楽しみにとっておいたプリンを勝手に食べられたら……どう思うのだ?」
龍はプリンが好物だ
「う……」
「イヤであろう。詩音が怒るのも無理はない。楽しみを奪われたのだからな」
「でも…それでもあんなに怒る事ないのに…」
鈍いヤツめ
「二個あったのであろう?……だったら誰かさんと一緒に食べるのが楽しみだったんじゃないのか?」
「……!!」
「さて、本格的に嫌われない内に謝ってこい」
「ムー……」
「………分かった分かった。一緒に行ってやる……行くぞ」
「……うん」
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