ポーカーフェイス

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くいっとあたしの制服の袖が引っ張られた。 歩く位置がハルくんと入れ替わった。 ハルくんが車道側を歩く。 なにも言わずにいつも車道側を歩いてくれるハルくん。 「ありがと…」 いつもしてくれてることなのに、あたしは少し照れくさくなった。 「ふっ(笑)いーえ。」 ハルくんは一瞬ニヤっとした。 「なんで笑うのー」 あたしは照れくさい気持ちでいっぱいだった。 「べつに。 なんでもねーけど。 おまえほんとわかりやすい。」 う… あたしはすぐ顔にでてしまうんだ。 だからいつもハルくんにからかわれてしまう。 「う…うるさいなぁ」
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