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お祭り当日。
あたしらはエレベーターを降りてエントランスに来た。
「なんかいつもより人通り少ないね。」
いつもならエントランスには、わたがし持った子や、水風船をぱしゃぱしゃしてる子でわいわい賑わってるはずなのに。
「あれ?ハルくん?
どしたの?」
ハルくんは立ち止まって連絡ボードにある貼り紙をみていた。
「今日中止だって。」
「またまたーウソでしょ?」
あたしは嘘であってほしいと思いながら貼り紙をみた。
「インフルエンザ流行の為…中止っ!?」
「残念でした。
帰るぞ、ななみ。」
ハルくんはエレベーターのボタンを押した。
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